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トミーの徒然なるままに…
blogを始めて12年目。世界の中で、自分にしか見えないものを大切に。


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Author:トミー
電子材料分野の研究者です。
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この目に映る風景
色々なことがありました。色々なことが。

只今、羽田の国際線ターミナルにいます。後1時間でフランクフルト便に搭乗します。最終目的地は、ショパンの故郷、ポーランドはワルシャワです。現地3泊で木曜の朝には戻っている、やや弾丸出張。

この目に映る風景が変わる経験って、どんな職業の人もするのでしょうか。一生懸命精進していたら、ある日突然、何かが外れたかのように、この世が変化して見えることってありますか?どんな人でも、ただ歳をとれば、自動的にそうなるのでしょうか?

私は、3月の応用物理学会での講演のため、この5年間の自分の研究テーマは結局何を追い求めているのかということを必死で勉強しました。講演当日までの前10日間の集中具合は凄まじかった。自分で申すのも何ですが。

結果、「あぁ、自分はこれを追い求めているのだ」という解が自分の中に芽生えて、得られて。そうしたら、不思議なくらい生きるのが楽になって、目に映るこの世の全てが違って見えるようになっていたのです。それは先ほど、羽田の国内線ターミナルから国際線ターミナルに移動するバスの中から見えた滑走路の風景を見ても感じました。前回の海外出張は昨年12月のボストンでした。間違いなく、12月の時とは異なって見えます。

それは前回も書きましたが、ある種の「哲学」、企業ではなく「大学」で「学問」を追及する職業であるからこその特権を最大限享受しているからこその自分なりの哲学を見出したから、なのでしょうか。「量子」「電磁気」「数学」…色んなことがこの5年間でお腹の底から「わかる」ようになっている不思議に、私はまだ自分で自分に追い付いていないような感じがします。

淡々と、なんです。本当に、淡々としている。自分がいつも一定です。「あ、今からワルシャワに行くんだ」みたいな。そして欧州出張なのに国内出張用の小さなキャリー片手に自宅を出てきました。大きな荷物は、今の私には不要のようです。

「哲学」は、禅問答のようなところ、やや宗教のようなところがあると思っていて、要はこれは、研究者としてというよりは人間としての修行をしているのだろうと思っています。

自分の人生の持ち時間が倍になったかのような充実した時間を過ごしています。そして、そこまでの道のり・プロセスは、自分が経験したからこそ具体的に人に語れるわけで、それは学生の指導にも役立っています。彼らがどこまで意識してのことなのかはしれませんが、どこかで彼らは私に「女の先生」と思っている部分があると思うのです。彼らがそれを全面的に押し出してくることはないし、私の背中を見て付いてきていること、大きく逞しく育ってくれていることが私の何よりの誇りであるわけですが、それでもやはりどこかで「この人は女の先生」と思っていると思うのです。

でも、彼らがいざ実験や就職活動でつまづいた時、私の助言の意味を、彼らは初めて身に染みて理解するようです。「この人は、地でやってきた人なんだ」と。彼らのその認識の変化は、彼らと具体的に「変わったやろ?」と話し合うことはないのですが、私にはわかります。そしてそれは、本当に私自身が「地に足付けて、苦労も失敗もいっぱいしながら、しかし自分の人生そのものや節目節目の選択を他者に委ねたことはない」と120%言いきれないと、彼らには与えられない指導だなと教員人生5年目にして初めて実感しました。

こういう人生を歩んできて、歩んでこられて良かったと。誰か、何か大きなものの一部に過ぎない生き方をしてきていたら、たぶん私は「えーわかんない」的なリアクションしかできなかっただろうなと思っています。

本が読みたくてたまらなくなり、音楽が聴きたくてたまらなくなり、自室をひたすら掃除し、不要なものは全て処分し…一体何があったのでしょうか。でも私は確実に何かが変わったと感じています。どうしたのかな。そしてこんな風に文章が書きたくてたまらない。昨日は人生で初めてくらいの超長文の日記を書きました。「ここからの人生、どうやって生きるか?」みたいな。

研究者としては淡々と進んだら良いということは分かっています。ひたすら実験をし、論文を書き、教育業務に手を抜かず、勢いのある学生をたくさん育てる。それは私の得意分野と思っておきましょう。それ以外の部分。その部分の「自分が大切にしたいこと」が見えた今、それ以外の部分をどうやって生きていくのかを考える余裕が人生で初めてできたと思います。

なーんか不思議。これを誰かと話したいのですが、中々切り出すタイミングが難しいですね。こういうこと、皆胸に秘めながら、大人は生きておられるのだろうか。

ショパンを感じに、飛びます。しかし、申請書の締切が2件迫っています(苦笑)



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